尾見怜:五〇九号分室

小説・映画・音楽の感想

2019-03-01から1ヶ月間の記事一覧

日本のSF小説はほんとうにおもしろい。 伊藤計劃:虐殺器官

天才の所業です。 日本のSF小説の潮流を変えてしまう程の魅力を持った作品です。はてな民の方には釈迦に説法の気がしますけど、ほんとうにすきなんです。許してください。このブログも著者の映画ブログ『第弐位相』に影響を受けて始めたものです。(このブロ…

唯一無二のメンヘラヒップホップ:Portishead:Dummy

ヒップホップが秘める多様性に唖然とする大傑作。 スーパーダウナー系。寝る前に是非。 わたしのヒップホップにもつステレオタイプは、黒人のガタイのいいにーちゃんがエロいねーちゃんはべらして、キャップかぶってだぼだぼの服着て、金ぴかのネックレスつ…

ポーカー映画ではフルハウスもっててもオールインしてはいけない シャツの着替えも用意しとこう マーティン・キャンベル:007 カジノ・ロワイヤル

ポーカーとスパイ映画好きとして時々見返したくなる映画。カジノロワイヤルは原作でも第一作なので007のエッセンスが凝縮されてますな。偉大なるマンネリズムといか、まだやってんの?と言われてもしょうがないシリーズなんだけども。もうやることないで…