さいきんブルーレイになってみんな見れるようになった名作映画。
小津のほうじゃないですよ。
俳優の魅力で引っ張っていく映画ってあまり好みではないのだが、このレベルになるともう好き。
主役二人が普遍的な美男美女なので今観ても眼福でしかない。
正直映画ってこれでいいのかもしんない。物語なんてものはね、主人公の男をスケベ丸出しにすれば勝手に動くんですよ。
あるいは子供にしちゃうとかね。同時にやってるのがこの「早春」という映画と「クレヨンしんちゃん」なわけですわ。
主人公がスケベというのは本当に作りやすいと思う。いわゆるイケメンでなくてもOKになるし。
原題は「DEEP END」。
原題のほうがいい。ていうかそのまんまなんだけど。
繰り返しますが男女が今でも通用するイケメンと美女なんすよね。まあこいつらならしょうもない惚れた腫れたやってるだけでもある程度画になりますわ。
脇もなかなかいいキャラクターをそろえている。
脚が骨折してる娼婦の情報過多っぷり最高。絵面がこの映画で一番派手なシーン。
謎のアジア人ホットドッグ屋さんが一番好きかも。主人公が無駄にホットドック何回も買いまくるとこマジ好き。ランジャタイみを感じる。なかよくなるとこも好き。
無駄なアクションシーンがあるのもちゃんと文芸映画風味にしようとしていなくて好感が持てる。
少年の性欲をえげつなく描いた映画ってなんか好きなんですよね。「マレーナ」とかもうセリフが好きでした。
中学生くらいの男子の性欲ってもう年上の女性を性の対象としかみてないので、ある種さわやかなんですよね。ニキビ面だったりするととたんに不潔感でますけど。
女性側からしたら爆発物みたいなもんなので、正直近寄らない方がいいと思う。中~高の男子の性欲は嵐に近い。
今は少年の性欲もクソも、ネットや萌え系とかで資本主義に組み込んでしまっているのでなんとも微妙ですが…
ラストシーンはまあ文芸作品ですね。これがやりたいがために撮った映画でしょう。映画好きは是非観てね!(どこで観れるのかは調べてね!)