2019年に再結成!ほんとうれしいうれしいうれしいうれしいよー 今ライブ観に行けないけど…
わたくしが一番好きなバンドの一番好きなアルバム。たぶん一生変わらないでしょう。オールタイムベスト。本邦が誇る最強オルタナティブ・ロックアルバム。
唯一無二。初めての感覚。ベストオブ和ロック。
都会の孤独感、性欲などを織り交ぜた抽象的な歌詞。焦燥感と狂気溢れ、ボーカルをかき消すような極極(キワキワと読む)のサウンド。
全員が代わりの効かないメンバーで構成されているほんとうに特殊な音です。なんつうか唯一無二。だから類似バンドがありそうでない。(フォロワーはいっぱい居るけどナンバガ成分を補給できるかと言うと無理)
わたしのiphoneの画面はずっと田渕ひさ子様と彼女の愛機であるボディが削れたジャズマスターです。ちなみに私の愛機もフェンダージャズマスター。
田渕さんの舞台上のカッコよさって何なんでしょうか。
神々しいですよね。集中した女の人の表情っていいよね。
涼しい顔してえげつない音だしてる様がほんとかっこいいぜ。ほんとすげえのよこの人の音は。
ドラムスアヒトイナザワのドラミングはほんと何なんでしょうか。
もう歌ってますよ。アヒトはドラムで歌ってます。あの突っ込んだ感じ。もうようわからないくらいカッコいい。スネアの一発一発が爆撃機です。
ライブの時はシンバルがうるさすぎてやばいです。
このアルバムはドラムがえぐい。デイブ・フリッドマンはなんちゅう音作りをするんや。しびれる残響。
このラスト音源は確実に日本のロックを一歩進めました。具体的に言うと和風サウンドとラップ(念仏)を取り入れた。和太鼓のようなベース(想像できないかもしれないけど#2の「INUZINI」ではマジでそう)
でも注意してほしいのはナンバガはライブバンドであります。
ライブがこそ魅力の一つなのです。
再結成した今、あの狂気的なまでのカッコよさが再現されるかどうかはわかりませんが、若い人たちにも観て欲しいな~というのがおじさんの感想です。
Youtubeで、99年のライジングサンの「透明少女」、2002年のロッキンのライブ(全曲ベストアクト)あたりをためしに視てもらえるといいんじゃないでしょうか。あのイントロ!きらきらしてますよ!
「ロック」という言葉は半ば嘲笑の対象になってるかもしれないけど、それはロックがちょっとダサくなったから。(ちょっとだよ)
ナンバガはロック。それも、ものすごいかっこいいロック。ロックはカッコよくないといけない。
カッコいいというのは、カッコつけるという事ではないのです。
ジャニーズがロック風の曲をやってもロックではないのはそのせい。(偏見)
ロックの難しいのはカッコつけずにカッコよくないといけないことです。
ナンバガはそれができてんの。
ダサカッコイイともわけが違うの。
ほんと文字通り身体がしびれるほどカッコイイの。
肉体的な音出してるわけ。人間が出る音なんすよ。
4人の性格が出てる。ぎらぎらのキワキワ。
ナンバガの音源はほぼ2014年にリマスターされている(ビートルズかよ)のでリマスター買った方がええよ!ライブ盤ついてくるしね!
あとジャケットもこの世のCDの中で一番好きだったり。PCの壁紙に一時期してました。
まあ、なんていうか……リマスター盤出てるからみんな買おうってことやね。