第4阿呆特急

一人旅をします。

笹塚の讃岐うどん、上田屋菓子店、団地

仕事の事ばかり考えてしまう。もうすぐ上司と話さなければいけない。とても憂鬱だ。今日は深夜1時に目が覚め、仕事のことを無意識で考えていた。 ちょっとした抑鬱状態だと思う。 早くケリをつけたい。嫌な気持ちは晴れない。 深夜スマホ片手に良くないネッ…

高円寺 タロー軒 純情商店街

今日は高円寺へ向かう。方南町から一時間弱歩く。 今回も電車に乗らなくて申し訳ない。いずれ絶対乗りますんで。 高円寺で1番安くて、満足度が高い飯を探すのだ。これから金銭的につらい無職の日々が始まる。絶対に1000円以内に抑える。理想は500円で腹いっ…

鶴巻温泉駅周辺 蕎麦屋と温泉に流れる時間

さて鶴巻温泉駅である。平塚の実家から車で20分ほどで着いた。 快晴過ぎる なぜ私がここにいるかというと、父が 鶴巻温泉病院にずっと入院しているからである。 今年の晩夏に脳梗塞を起こし自宅で倒れてから、ほぼ緩和ケアという段階に進んでおり、回復のめ…

旅日記に変更します

このブログの方針を変えようと思う。 今までは、私の心を支えてきた作品についての上から目線の生意気な評論を行っていたが正直やる気が失せていた。天才の作品を凡人が評論する、というのは、凡人からしたら偉くなったような気がして非常に楽しい。気が向い…

久しぶりの独白スタイルは平凡かつ快適 刺激抑え目のフィンチャー節は健在で今回はアクションも良し デヴィッド・フィンチャー:ザ・キラー

新作が出たとのことでネトフリを1か月契約して観た。感想としては、好きだし面白いのは前提として、画作り贅沢さそのままにちょっとしたおふざけが、完璧主義者フィンチャーもさすがに年取っていい感じに力抜けたんだな、というところ。セブンやファイトクラ…

ギャグもキレてるが「カッコいい」がつまったSF時代劇 本郷みつる:映画クレヨンしんちゃん 雲黒斎の野望

SFとのファーストコンタクトは、映画クレヨンしんちゃんだった。 BTTFでもスターウォーズでもなくターミネーターでもない。なんならスターウォーズもしんちゃんのパロディである通常放送のスペシャル回、クレヨンウォーズ(ライトセーバーを股間に挟んでたた…

受信してくれる一部の人への愛を歌うアウトサイダー エリオをかまってちゃん:Os-宇宙人

ほら不安定 バイトできない 会話できない 空見上げるサボり学生 パジャマ着てる 夏休みが 来ずに中退 愛してくれるかなと 狂ったりしてみると みんなが叫ぶなかでぱちくり見ているあなたが居たから 名曲だと思う。歌詞も演奏もすごくいい。人間関係絶望的な…

小説を読む理由探してる人、ここにあるよ! ストイックなほどに下世話、登場人物みんなクズ  阿部和重:シンセミア

小説を読む読まないでいったら、自分は読む方だと思います。ただ小説を読まない人の気持ちもわかります。面白くないものにたまたまあたってしまって、そのまま食指が伸びない。読みたいんだけどね…みたいなこと言ってる人多い。そんな人に勧めるのが阿部和重…

リーマン殺すにゃ刀はいらぬ、深夜特急読ましゃいい 自由への招待に君は抗えるか 沢木耕太郎:深夜特急

小説や映画や演劇など、「物語」の用途の一つとして、「非日常を提供する」がある。非日常への欲求っていうのは切実で、無いと結構やばいかもしんない、とは思う。自分としては社会と関わるといろいろと減る。体力気力メンタル。 異世界で満たされぬ欲求を疑…

それ本気で言ってんのか? と疑問に思った不穏な女児向けアニメのOP 岡崎律子:夢見る愛天使

夢がいっぱい フリルいっぱいお願いよ ウェディング・ドレス ママのように素敵な恋 見つかるかしら 私は小学生だったが、セーラームーンの後に始まった「愛天使ウエディングピーチ」のOP、この歌詞に疑問を持った。一緒に見ていた姉はセーラームーンではない…

近代文学の金字塔で我が邦の宝 読める幸せをかみしめまくり 川端康成:雪国

こういう小説が書ければもう満足でしょう。私も何億歩も後ろにいますが、先にこういうものがあると思って歩いてます。 SF小説などを読んでいるとダイレクトな表現とあきさせないテンポに慣れてなんとなく読めなくなってくるよね。自分でもバランスが崩れてい…

みんな~! みんなも林の中の象のように歩もう~! 押井守:イノセンス

『押井の「イノセンス」という映画はだねぇ!引用でできているんだよ!そもそも押井映画と言うのはだね…』 と飲み会でいっちゃう押井スノッブ野郎には気を付けよう!得しないから付き合いを考えたほうがいいよ!そっと離れて孤独にしてあげよう。これから始…

シスターフッド邦画の決定版 コミュニケーションの希望に満ちた橋のシーンは映画史に残る 岨手由貴子:あのこは貴族

山内マリコ原作の同名小説の映画化。劇場であまりの脚本の省略の上手さに惚れ、Blu-rayすぐ予約しました。邦画のクソ高いBlu-rayの新作を予約してしまうなんて、大貧民だと自認していた私も貴族の仲間入りなのである。貴族だからブックオフには売らない。た…

名作文学をコメディとして読む勇気と松本人志との接続について フランツ・カフカ:変身

チェコの天才作家フランツ・カフカで一番有名な作品「変身」。私もカフカで一番好きな作品です。調子乗って初めて読んだのは中学生のころ。 新潮文庫夏の100冊には感謝してもしつくせない。 ほんとにあのころ読んどいてよかった。その時はカフカ「変身」カミ…

個人的好みの集合体 ただ面白くはない ドゥニ・ヴィルヌーヴ:ブレードランナー2049

ヴィルヌーヴのベストだと思うし、個人的にもベストに近い作品だと思うのだが、別に面白くはない。カタルシスが無い(この指摘するやつ最悪だけど)って言われちゃうと、まあ~そうだね、としか言いようがない。じゃあなんで今日私はブレードランナー204…