山内マリコ原作の同名小説の映画化。劇場であまりの脚本の省略の上手さに惚れ、Blu-rayすぐ予約しました。邦画のクソ高いBlu-rayの新作を予約してしまうなんて、大貧民だと自認していた私も貴族の仲間入りなのである。貴族だからブックオフには売らない。た…
チェコの天才作家フランツ・カフカで一番有名な作品「変身」。私もカフカで一番好きな作品です。調子乗って初めて読んだのは中学生のころ。 新潮文庫夏の100冊には感謝してもしつくせない。 ほんとにあのころ読んどいてよかった。その時はカフカ「変身」カミ…
ヴィルヌーヴのベストだと思うし、個人的にもベストに近い作品だと思うのだが、別に面白くはない。カタルシスが無い(この指摘するやつ最悪だけど)って言われちゃうと、まあ~そうだね、としか言いようがない。じゃあなんで今日私はブレードランナー204…
さいきんブルーレイになってみんな見れるようになった名作映画。 小津のほうじゃないですよ。 俳優の魅力で引っ張っていく映画ってあまり好みではないのだが、このレベルになるともう好き。主役二人が普遍的な美男美女なので今観ても眼福でしかない。正直映…
上昇志向なんかダサい、洗練などクソくらえ、アバンギャルドでさえないローファイ。超等身大のスペイン産ガールズバンドHinds。私はこのバンドが人気が出る世界がうれしい。別にメンバーが超美形というわけではないのでルッキズムの文脈からも外れるのがやや…
市川版金田一耕助の映画シリーズは、だらだら続くシリーズものが大嫌いときている私が一番好む映画群である。 まず市川崑という監督。この人はふざけているのかと思うほどカット割りのテンポが早い。岡本喜八、庵野秀明、「ファイトクラブ」のD,フィンチャー…
フランスの現役作家ナンバーワン、ミシェル・ウエルベックさんの処女作でございます。その名も「闘争領域の拡大」。題名が堅い!読む気が起きない!カッチカチやぞ!とはいえ内容は意外にポップ。モテない成人男性の日常って感じ。章分けが細かくて最後にオ…
アリアスターはん!もしかしてオタクも伊藤計劃チルドレンでっか?真っ黒な作品の後に真っ白な作品作るなんて、まんま虐殺器官とハーモニーですもんなぁ!構造も似てるし!意識してるのバレバレやで!今度伊藤計劃について新世界で串カツやっつけながら語り…
いやーいいよね、この映画。なにがいいってミニマルな雰囲気。お金もかかってないんでしょう?自分はキャストで映画を見ないのでこういう知らない俳優で構成された映画が好き。やっぱりイメージってありますからね。このルックなんつったらいいんだろう。GAF…
「もうどうにでもな~れ♪」というAAをご存じでしょうか。 ↓です。 もうどうにでもな~れ *゚゚・*+。 | ゚*。 。∩∧∧ * + (・ω・`) *+゚ *。ヽ つ*゚* ゙・+。*・゚⊃ +゚ ☆ ∪ 。*゚ ゙・+。*・゚" なんかいいですよね。 わたしはこのAAが大好きです。一種のさわやかさをそこに感じま…
酔っぱらいながら見るのが正解の映画。もはややけくその幸福感。脚本としてはオチてないけどこれも映画なのだ。話にオチがないのを嫌がる人には無理かも。むしろそういう人が見てこういうのもありか、なんて思うのも吉。 興行的という点ではアカデミー賞なん…
クオリティ抜群のSFコメディ。 画面レイアウトに関してはヴィルヌーヴと双璧でいい監督。 個人的にはキューブリックの後継者はヴィルヌーヴではなくこの人です。決定的なのは音楽のセンスの有無。(ヴィルヌーヴははやくジマーから離れろ) 映画でいう笑いの…
美しいタイトルですよね。シェイクスピアの引用だってさ。聖書の次に読まれているのがシェイクスピアで、次がアガサクリスティらしいですよ。ほんまかいな。でも2位と3位のコラボって。悟空とピッコロが組むラディッツ戦みたいな感じで素敵。 ですが内容は全…
芥川賞という賞がどのような賞なのかいまいちわかっていないし、純文学とは何ぞや、なんて考えたくも訊かれたくもないのだが、この賞は僕に定期的にいい作家を紹介してくれるのでまあまあ信頼している。(近年では西村賢太、村田沙耶香、上田岳弘) 打率は1…
バンドゆらゆら帝国の完成であり大傑作。 ゆらゆら帝国はこのアルバムを最後に解散しました。 なぜ解散したのかというと、「バンドが完全に出来上がってしまった」から。 坂本慎太郎って本当にかっこいいアーティストですね。 この人ばっかりは天才ですよ。 …